小麦粉で油膜と水垢取り

小麦粉で油膜や水垢が取れる情報があったので自分でもやってみました。

 

はじめに

準備:小麦粉 スプレーボトル ペーパータオル あとは水、ホースの水があった方が良いでしょう。数百円です。

▼グルテンが多い方が良いとのことだったので強力小麦粉を購入

▼スプレーボトル(空き容器を使用)

作業

始める前にスプレーボトルに10%ほどの小麦粉水を作っておきます。

▼施工する前のガラスの状態、ガラスに付着する水玉は見慣れた状態ですね。

軽く汚れを落とし水気を拭き取ります。ガラスに多く水気が残っていると小麦粉水が薄まってしまいます。

▼小麦粉水をガラスに吹きかけしばらく放置します。その間拭き取りの準備。

白く濁ってきたところで拭き取ります。乾燥してしまうと固着してしまうのでその前に拭きとりました。拭きとっているときに小麦粉水がこねられてグルテンが固形化してきてしまうのでペーパータオルの場所を替えながら拭きとります。

▼一回では取りきれないので何度も行う

▼水玉が残った部分(赤丸)

▼全面水膜状態。ちょー気持ち良いです。

 

今回わかったこと

一般的なガラスクリーナーはアルコール系か洗剤系でガラス表面の油と溶剤を混ぜて油膜や汚れを取り除く方法です。水垢(イオンデポジット)は水分に含まれた成分が結晶化したものでなかなか溶けないので削り取ることになります。今回の作業の小麦粉水では水垢は取れませんでした。油膜は油膜を取り除く要因が粉体で油分を取り除くと言うのであれば乾燥してから拭きとった方がより効果的な気がします。またグルテンが関係がないのなら粘りの少ない薄力小麦粉を使った方がよいでしょう。今回の作業をしてもワイパーを使えば全面の水膜が途切れてしまうし次の日には通常の水玉ができてしまい効果が持続されているのか疑問です。そもそも全面水膜できたのは小麦粉のアミノ酸がガラス表面の親水性を高めたのかもしれません。コンパウンドが入ったクリーナー方が圧倒的にきれいになります。しかしガラス表面がきれいになったことは確かです。好みによって撥水処理をしてください。

小麦粉水をスプレーで吹きかけるのは手軽なのですが隙間に入ってしまったりボディにかかった粉を拭き取り忘れたりする可能性があるのでスプレーでボディに直接吹きかけるのではなくペーパータオルに吹きかけて磨いた方が良さそうです。バケツ等で小麦粉水を作る方法の方がもっと手軽ですね。

残った小麦粉水をスプレーボトルに残しておいたら数日後に発酵してきたのか容器が膨らんできておりノズルから溢れ出ていたので使い終わった残りは捨てておく必要があります。

メリット

  • 費用が安い
  • 自然物なので手荒れが起きにくい
  • 手軽にフロントガラスの汚れを落とせる

デメリット

  • 拭き取りが悪いと粉が残る
  • 粘り気があるグルテンが取りづらい
  • 小麦アレルギーがある人には使えない
  • スプレーに残った小麦粉水を長期保存できない

結論

水垢には小麦粉水は使えない。油膜はおおよそ取れていてガラス表面はかなりきれいになっている。市販のガラスクリーナーの方がずっと使いやすい。

今回記事を書いていて釈然としないことだらけなので化学をご存知の方原理を教えてください。

(WEB担当スタッフ)

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