TEXA エアコンガス回収再生機 780Rを導入しました。
冷媒ガス(エアコンガス)は1988年のオゾン層保護法規制によりR12(CFC-12)から代替フロン冷媒のR134a(HFC-134a)に置き換わりました。そしてR134aも温室効果ガス排出削減によりグリーン冷媒としてR1234yf(HFO-1234yf)に変わりつつあります。国産車の代替えはまだまだ進んでいませんがイタリア車のフィアットではいち早く導入しチンクエチェントでは2017年ごろには置き換わっています。R1234yfのデメリットとしてわずかながらでも可燃性があるため取り扱いや安全規制に懸念があります。
▼冷媒ガスの種類とGWP値 キャップには可燃性マーク
GWP値:地球温暖化係数(CO2を1とした場合の温暖化影響の強さを表す値)R134aは1430
さて話は戻って、家庭用エアコンや冷蔵庫の冷媒ガスが無くなる話は聞いた事はありませんがカーエアコンの冷媒ガスが抜ける話はよく聞きますよね。カーエアコンはエンジンルームの狭い隙間を縫って配管を取り回しているせいで接続部が多く車体の振動でわずかずつ冷媒ガスが漏れています。そして冷媒ガスが漏れ出ることで段々と冷却効果が悪くなってきています。
今回導入したエアコンガス回収再生機はR-134a・R-1234yfの車両どちらも対応しておりコンプレッサーや配管の修理、冷媒ガスの補充作業を行うことができます。修理以外でもエアコンを全自動でリフレッシュする事ができる装置なのです。
【エアコンリフレッシュ】
こんな方におすすめ
- 以前、去年よりエアコンの効きが悪くなった
- 中古車を買ったので一度リセットしておきたい
- 暑くなる前にメンテナンスをしておきたい
エアコンリフレッシュは冷媒ガスを回収し不純物や水分を分離しきれいにな状態にしてから再充填するのでエアコンはより良い状態になります。
エアコンリフレッシュ作業工程(作業時間約1時間)
- 車種選択 多くの車種の冷媒ガス、オイル量がメモリーされています。
- 冷媒ガスとオイルの回収 回収した冷媒ガスやオイルの量を把握することができます。ガスは不純物を取り除かれタンクに収められ、オイルはドレン容器に収められます。
- 真空引き及び漏れテスト。配管内の空気を真空ポンプで排出し規定時間保持できるかによって漏れテストを行います。
- 冷媒ガスとオイルの充填 漏れテストを行い問題なければ規定量の冷媒ガスと新しいオイルを補充します。
エアコンリフレッシュ費用
- エアコンリフレッシュ(オイル補充含む):14,300円
- 冷媒ガス追加補充(R134a):55円/10g
- 冷媒ガス追加補充(R1234yf):55円/1g(10g 550円)
- リフトを使用する場合は別途費用がかかります。エアコンリフレッシュは故障を直す作業ではないのでガス漏れ等不具合が見つかった場合は作業を中止します。
- 価格は消費税込み(価格はブログ掲載時のため予告なき変更があります)
導入キャンペーン実施中 14,300円→11,000円(期間限定:2022年9月末まで)
▼真空引き
▼ガスの充填
▼エンジンを始動しエアコンの効きの確認
▼結果が記録されます
回収された冷媒ガス362g、回収されたオイル5g、注入したオイル15g、充填したガス500g(追加量138g)
▼回収されたコンプレッサーオイル(回収量が少ないですね)
冷媒ガスの価格はR134aは1缶(200g)千円弱ですが、R-1234yfはとても高価で1万円ぐらいします。R1234yfの大気放出はオゾンの破壊や温室効果の影響がほぼ無いので行っても問題ないのですがもったいなくてできません。
(WEB担当スタッフ)