聴診器といえばお医者さんですね。
自動車修理にも聴診器を使っています。
自動車の故障も初期段階は異音から始まることが多いです。
回転部分をなめらかにするベアリングの消耗から出るキュルキュルやシャーの音。
走行しなくても発生する音は工場内でも検診できるので聴診器を使って調べられます。
▼エンジンルームのどの辺から音が出ているかを探ります。
▼大体の場所がわかったら棒を取り付け各所にあてて音の原因を探ります。
エンジンから聞こえる音では、クラッチ、タイミングベルト、ウォーターポンプ、オルタネータ、エアコンコンプレッサー等
エンジン以外の音では、エンジンマウントやサスペンションのブッシュ(ゴム部品)のヘタリ、ブレーキやタイヤ近辺からなど、音や匂いは故障の初期段階です。いつもと何か違うなど感じたら注意深く観察してください。
いつ、どこから、どんな音がするか控えておくと修理の参考になります。
【いつ音がするか】
- 走っているときだけ音がする
- エンジンの回転数に比例して音が変化する
- 車速に合わせて音が変化する
- 加速時に音がする
- 減速時に音がする
- ブレーキをかけた時に音がする
- ギアの変速の時に音がする
- 道路の凹凸に合わせて音がする
- 搭乗人数、積載荷物が多い時に音がする
- アクセル(ブレーキ、クラッチ)ペダルを踏んだ時に音がする
- ハンドルを回した時に音がする
- 走行中、右(左)に曲がった時に音がする
- ウィンドウを開けた時に音がする
【どこから音がするか】
- エンジンルームから音がする
- 右前(右後、左前、左後)から音がする
- 室内から音がする
【どんな音なのか】
- 金属がこすれるような音がする
- 軽い鉄板の音がする
- 重たい音がする
- 樹脂(プラスチック)が当たる(こすれる)ような音がする
- 連続音(単発音)がする
(WEB担当スタッフ)