パンダ1(141)の水漏れの修理です。
オーナーはすぐに気がついたそうでオーバーヒートする前にエンジンを止めレッカー車で搬入してきました。
症状の確認です。
水を足してエンジンをかけるとすぐにバッテリーの下付近から水が漏れてきました。バッテリーを外してみると…
定番のヒーターコックの破損です。
パンダ1のヒーターの温度調節は室内に送られる熱い冷却水を温度レバーで開け締めして切り替える構造です。最近のフィアットの温度調節は、冷却水の経路を変えず風の経路を切り替える構造になっています。
▼ヒーターコック
▼レバーでシャッターが動く構造
今回の故障はこの温度調整するコックからの水漏れで、冷却の経路は常に高温の冷却水が循環している過酷な状態です。
▼接合部が剥がれてしまってる
定番の故障ですが、部品の国内在庫がない場合があるのでご注意を。
(WEB担当スタッフ)