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青色のハロゲンバルブ

2019/08/17


青いハロゲンバルブ。
少し前に流行ったドレスアップ商品があります。

最近のヘッドライトはHIDやLEDに押され下火になってきていますが、チンクエチェントではH7のハロゲンバルブを使用しているため、まだまだ青いハロゲンバルブを使用しているオーナーも多いかと思います。


<色の話>

発光色は色温度(単位はケルビン)で表します。

温度が低い方のローソクの火の約1900ケルビン、中間の白、そして高い方の晴天の青空の約12000ケルビンになります。太陽光は大気のフィルターを通しているので、正午ごろで空気が澄んでいると6500ケルビンぐらいになり、朝夕の大気を斜面に通ってくると夕焼け色の2000ケルビンぐらいになります。

一般的なハロゲンバルブの発光色は電球色で3000〜3300ケルビンです。発光体によって色(温度)が決まり、HIDの純正タイプは約4300ケルビン。白色タイプは約6000ケルビンです。

LEDには赤、緑、青があり、オレンジは赤と緑の混合色、白色のLEDは3色点灯タイプもあれば、青のLEDを黄色い蛍光体に照射させ白色にしている青黄色系擬似白色発光LEDもあります。消灯している白色LEDを覗くと黄色く見えるのはこの蛍光体が見えるためです。

▼黄色い蛍光体を持つ白色LED

カメラにも色設定があり、ホワイトバランスと言われるのがその色設定になります。通常の撮影ではオートにしても問題ありませんが、少し色がずれて青っぽくなると朝に見え赤っぽくなると夕方に見えてしまうため、色に敏感な風景や人物撮影など行うプロの撮影では晴天、曇天、体育館の水銀灯や蛍光灯など撮影環境に合わせてマニュアル設定しています。

 

 

話は戻って、青色のハロゲンバルブでは4000ケルビン程度になるものがあり発光(照射)色も白いので見やすさはあるかもしれません。しかし、青色ハロゲンバルブは見ての通り着色ガラスを使用しているため、透明ガラスに比べ同じ消費電力(W数)の場合どうしても透過率も劣り暗くなってしまいます。サングラスと同じ状態ですね。ヘッドライトの表面が老化などで曇っている場合や、古いバルブでは車検をパスする光量が確保できない場合も出てきます。

▼濃いめの青色ハロゲンバルブ

明るさが売りの100W等のハイワットバルブが販売されていますが、ハイワットバルブは発熱量が多くヘッドライトの表面や反射鏡の変形など故障の原因になるので使用はお勧めしません。ドレスアップ性等を優先するならば青色でも良いと思いますが、修理工場の観点からすると透明ガラスを使った標準のハロゲンバルブの方が良いでしょう。

(WEB担当スタッフ)