ついにシートベルト警告音を消す事に成功しました。
1回目、警告音がなるスピーカー(メーター裏)に蓋をする。
⇒ その他の警告音も小さくなるので不採用。
2回目、シートベルトセンサーのコネクタをショーとさせる。
⇒ 音は消せたが、車検が通らない。(根本的な解決になっていない)
しかし、今回は、完全ななる解決です。
それは、車体に内蔵している「 ECU 」にアクセスして消す方法です。
ECU(エレクトロニックコントロールユニット)とは自動車の脳とも言われるコンピュータ部品です。
ECUにはインプットとアウトプットがあり、インプットでは、エンジンやラジエターの温度からはじまり、エンジン、タイヤの回転数、アクセルペダル、ブレーキ、バッテリーなど。
それらの情報をもとにECUで適切な処理をして燃料の送る量、点火時期、ABS、各種モーターなどにアウトプットします。
ECUが自動車に装着されるようになってからは、ディーラーでは専用のスキャンツール、エクザミナー等と呼ぶ専用の診断機が完備されていて、ECUが新しくなるたびに最新設備に更新されていきます。
しかし、ECUを外部に接続するOBDコネクタは規格化されましたが、各自動車メーカーによって通信方式(プロトコル)が違うのです。
町の修理工場では大変です。簡易型のスキャンツールもありますがすべての項目に対応していなく、コンピュータも進歩してスキャンツールも安くなっいるとは言え、それでも1台十万以上する専用の診断機を各社分を揃えるのは大変です。
このスキャンツールがあれば、エンジンの異音だったり、エンジンがスムーズに吹け上がらないと言う時の故障判断として、このECUに接続して情報を吸い上げます。そうする事によって不良個所を絞り込む事ができ、素早く的確に修理が出来るようになります。
話は長くなりましたが、このECUの設定項目に、シートベルトアラームのオンオフ設定があったのです。
設定項目が多種にわたっていたので、今まで気が付きませんでした。
この設定でアラームをオフにすると、アラーム音のみ消せて、インパネの警告ランプは点きます。これで車検も問題無いです。
そして、インパネのメニュー表示のサービスとボタンボリュームの間にベルトブザーの項目が現れます。
「ベルトブザー」こんな項目見た事ないでしょう。
この項目はブザーをオフにすると現れます。この設定でオンにするとこの設定は出てこなくなります。
裏メニューみたいですね。
ガレージドッコではフィアット専門にしているので、フィアットに合うスキャンツールを完備しています。
以前の記事でも書きましたが、ワーゲンゴルフではスパナマークのメンテナンス表示をボタンでリセットが出来ました。
しかし、フィアットのメンテナンス表示はこのスキャンツールでしか消去出来ません。
デュアロジックの油圧抜き、クラッチ、パワステのキャリブレーション等もスキャンツールで設定します。
フィアットのすべての車種、グレードのすべての項目に対応しているか完全には把握できていませんが、大部分はカバーできています。
グランデプントの他にも500でも出来ます。
しかし!
ブザーを消すことが出来ましたが、現在の保安基準ではブザーが鳴らなくてはダメなんです。
2005年(平成17年)9月1日からシートベルト・リマインダー(再警報装置)が義務付けされました。
2005年9月より新型車に装着されている必要があり、初期警報に従わず走行を開始した場合に、表示だけでなく音による再警報を行う装置(シートベルト・リマインダー)の装備を義務付けるものです。
という事で、ブザーを止める事は出来るが、保安基準上ブザーを止める事は出来ません。
QUBO DOBLO 500L PUNTO PANDA ABARTH ムルティプラ バルケッタ
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