グランデプントの運転席のパワーウィンドウが動かなくなりました。
フィアットのウィンドウトラブルは多いですね。
ちなみに運転席のウィンドウが動かないと車検が通りません。
まずはモーターが動いているか調べてみます。
モーターが壊れる事も多いのですが、モーターに直に電源をつなげてみたらウィンドウが上下したのでモーター(レギュレーター)ではありませんでした。
グランデプントのパワーウィンドウレギュレータのプーリーは壊れる事が多いですが今回は違いました。
これは以前プーリーが割れてワイヤーが絡まったレギュレータ(割れてワイヤーが外れたのを取りあえず直したところ)
モーターにつながるコネクタを調べると電気が来ていません。
そうなるとスイッチ?
スイッチの接点が悪くなる事も多いので、テスターでスイッチを調べてみましたが問題ありません。
残る原因はハーネスぐらいしかありません。
調べていくうちに怪しいところを発見。ドアにコネクタがありました。
コネクタの接触不良を疑いましたが、ジャバラの中のハーネスの1本が切れていました。
被服も切れて、さらに水が侵入したのか銅がかなりの長さで腐食していました。
パワーウィンドウのモーターは消費電力が多い為電線も太いのですが、耐えられなかったようですね。
電線の銅は電流を流すと少なからず熱を持ちますが、電線の太さの容量以上の電流が流れ高温になると強度が弱くなります。この弱くなった時に折り曲げ動作を続けていると劣化する可能性が出てきます。
今回電線が切れた原因が電流に耐えられなかったのか、水の浸入で腐食し弱くなったところで切れてしまったのかわかりません。
しかし、トラブルを回避するために出来る事とすれば、防水処理はオーナーの方には難しいですが、パワーウィンドウが稼働しているときにはドアを動かさない事は出来ますね。
フィアットを末永く乗り続けるアドバイスでした。
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