車検時のヘッドライトの検査方法が9月から変わりました。

2年に一度訪れる車検は、国土交通省の道路運送車両法施工規則に基づいて検査しています。

この規則が9月1日から変わりました。

 

今までは、平成10年9月1日から行っていた以下の方法で検査していました。

① 走行用前照灯で検査を行う。

② ①で不合格になった自動車のうち、平成10年9月1日以降に制作されたものについては、すれ違い用前照灯の検査を行う。

この検査方法は、最初にハイビームの検査を行い、それで不合格だったらロービームの検査を行うと言う事です。

2灯式のヘッドライトの場合はハイビームが合っていれば、必然的にロービームも合う事になっています。

 

 

しかし、平成27年9月1日からは、原則、すれ違い用前照灯で検査を行う。

適切に光度を測定できない場合、明確なカットオフ及びエルボー点を有しておらず、かつ、すれ違い用前照灯照度測定器での測定が困難な場合には走行用前照灯で検査する事が出来る。

P1160373-1

写真はグランデプントのロービームの照射光ですが、フィアットはもちろん現在走っている車種では同じような配光なのでロービームで測定しても何も問題無いです。

 

 

しかし一部の車種に関して問題が出てきます。

それは、並行輸入車です。

並行輸入車の大半は左ハンドルなので、ライトは右側の路肩を照らすように配光されています。

右側通行の配光、この配光だと対向車は眩しいです。(反転した画像を使用)
P1160373-2
正規輸入されている輸入車は左側通行用のライトに交換していますが、並行輸入されている車は交換されていないことがあります。

今までの検査方法では問題無かったヘッドライト。次回の車検時にヘッドライトの交換を余儀なくされるかもしれません。

ムルティプラなど国内正規販売されている車種ならすぐに部品が入ってくると思いますが、クーボなどでは正規販売されていない車種の場合にはすぐに部品が入らない場合もあるので予め購入しておいた方が良いでしょう。

 

並行輸入の左ハンドルのムルティプラ。
歩道を照らす赤い点線部分が右下にある為、対向車側を高く照らしてしまいます。

P1180603-1

このヘッドライトも正規輸入車のライトと取り替えれば車検は通ります。

 

正規輸入のムルティプラ。赤い点線部分が左下にある。
P1180706-1

 

走行用前照灯、すれ違い用前照灯。この名称が付けられたのは、すれ違う車が少なかった頃。その頃はハイビームが通常走行だったのでしょう。その頃の検査方法を今になって現状に合わせた方法に変更するのは、いささか遅すぎた気がしますね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly