自動車用リレーの端子番号の正体とは

 

リレーの端子にある番号はどういう意味があるのでしょうか。

▼リレーの端子番号(30、85、86、87)

 

 

古い車の配線図の中にも出てきて、リレーの他にもイグニッションスイッチ、スターター、オルタネータなどに番号が書いてあります。

▼フィアット141パンダの配線図

 

 

この番号はドイツ工業規格(DIN)の自動車電気端子に関する規格(72552)になります。

DINはいろいろな所で目にすることがあります。

オーディオの前面パネルは「1DIN」や「2DIN」と言いますね。

バッテリーではヨーロッパ車には「DIN規格」で呼ばれています。

DINコネクタもあります。USBが普及する前までのマウスやキーボードで使われていたPS/2コネクタもDIN規格のコネクタです。

 

他国の工業規格では、日本はJIS、アメリカはANSI、世界ではISOがあり、自動車関連ではヨーロッパ車の保安基準ECEがあります。

 

話は戻って、詳細を見る事が出来ませんが、DINのサイト が公式サイトのようです。

端子番号についてwikipedia DIN 72552 に載っています。

抜粋すると

イグニッションスイッチでは

15はイグニッション経由のバッテリー(電源)

30はバッテリー(電源のプラス)

31はグランド(電源のマイナス)

リレー関連では

85はリレーコイル(+)

86はリレーコイル(-)

87はリレー接点

87aはリレー接点(ノーマル接) 等

 

▼エーモンのリレーでも見つけました

 

最近の回路図はCANなどで複雑になってきているせいなのか、番号表記は無くなってきている気がします。

 

今回はネットに出どころや詳細が載っていなかったので記事にしました。

(WEB担当スタッフ)

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