フィアットプントのお客様がワイパーが壊れたとの事で、飛び込みで来られました。
ワイパーだけだとは言え、雨の日だったので事故を起こす可能性も少なからずありますからね。
2代目プントの後期モデルです。
さっそくボンネットを開け、ワイパーモーター部を見てみると、リンケージがボールジョイントから外れていました。
このリンケージがボールジョイントに収まる部分はスムーズに動くように樹脂で出来ていています。
しかし長年の動作で樹脂部がつぶれたり擦り減ったりしてしまい外れてしまいます。可動部なので消耗品ですね。
今回ご来店されたプントもだいぶゆるくなってきていました。
私ごとの昔話ですが、モトクロスでの度重なる転倒で肩の関節がゆるくなってしまい、ちょっとしたきっかけで外れるように(脱臼癖)なってしまいました。
つまづいて手を付いたら外れる、手を高く上げ荷物を下ろす時にバランスを崩して外れる、数ヶ月間腕を固定をし関節を固める治療をしました。
しかし外れにくくなった所まで良かったけれど、外れた時には簡単にはめられなくなり、寝起きの伸びで外れて救急車で運ばれたり、スキーの転倒で外れて担架で運ばれたりするようになったので、ついには腰の骨を肩に移植する手術をして治しました。
肩の脱臼と同じでリンケージが外れた事は樹脂部が緩んできている兆候で、頻繁に外れるようになった時には部品を交換する必要があります。
しかしこの樹脂部分だけの部品がありません。
では、リンケージ交換?いやいや、モーターを含めたアッセンブリー交換になり、部品で2万弱+工賃が掛かってしまいます。
樹脂のゆるみだけだとは言え、ちょっと高いですが完治させるためには仕方ありません。
今回は急だった事もあり部品も在庫していなかった為、仮の修理で済ませました。
定位置だとすぐに取れてしまうので、もう一段奥に押しこみました。
正式な定位置(別の車の写真)
このリンケージが外れる事例が多いようで、ネットにもいろいろ出ていますね。
海外には突如外れないようする、予防のための部品がありました。
こんな感じで使います。サポーターみたいな感じですかね?
今回は間に合いませんでしたが、現在はこの部品を在庫していますので、アッセンブリー交換より圧倒的に安く出来るので、気になる方はお問い合わせください。
またいつでもお越しください。
距離を乗っておられるお車等では、駐車中の雪をどけるなど負荷の掛かる動作は出来るだけ避けるようにした方が良いと思います。
もちろん老化したリンケージを完治させるにはアッセンブリー交換をした方が良いですね。
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