またまたデュアロジック故障で運ばれてきました

グランデプントが動かなくなってしまいディーラーに持ち込んで調べたところコンピュータ(トランスミッションコントロールユニット)の故障との事。

コンピュータを交換してから本筋の故障を判断するので、「まずはコンピュータ交換費用で9万円掛かります。その後デュアロジックを交換した場合には20万円以上掛かるでしょう。」と言われたそうです。

その後、ディーラーでの診断に違和感を感じたそうで、そこでの修理をキャンセルし当店に変更する事になりました。
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当店に持ちまれてボンネットを開けデュアロジックをチェックし、そしてスキャンツールで調べたところ、確かにコンピュータエラーが出ていました。
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(このエラーがでるとコンピュータの故障と判断してしまう場合が多い)

しかしスキャンツールのデータをよく調べるとおかしいところがありました。
これによりデュアロジック本体の異変とあわせると、コンピュータやデュアロジックの故障では無くクラッチの故障だと言う事を確証しました。

お客様には故障内容と修理費用の説明をして修理開始。
分解してみるとやはりクラッチ故障でクラッチフォークのシャフトのヒビでした。
クラッチフォークの交換に合わせてクラッチ及び周辺の部品を交換とデュアロジックのキャリブレーションを行って修理完了です。

ディーラーの診断ではコンピュータとデュアロジックの交換との事だったので、お客様には危うく無駄な出費をするところでした。

 

デュアロジック車のギアボックス故障が表示され動かなくなったフィアットの診断をする為スキャンツールで調べてみると、センサーエラーやコンピュータ、油圧回路エラーの記録が残っています。しかし、全ての故障がデュアロジックではありません。

また、デュアロジック付近からのオイル漏れをデュアロジックオイルと誤診してデュアロジック本体故障と診断してしまう場合もあります。

 

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