フィアットは寒さに弱い?

年明けから修理の入庫が続いております。お正月休み明けには必ず入庫が集中します。

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原因を推測してみますと…

1.普段休日しか運転しない方が、連休の遠出でいつもと違う運転環境になった。
2.年末からフィアットの部品供給が止まってしまい修理工場に預けられなかった。
3.お正月どうしても車を使いたかったので、多少調子が悪かったが無理をして運転していた。
4.フィアットが寒さに弱いため。

これらが全てではないとは思いますが、1~3は普段のメンテナンスで回避できることと思います。しかし4の『フィアットが寒さに弱いため。』は対策が難しいですよね。

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寒さに弱いのはファイアットだけではなく、輸入車全般に見られます。

機械部品は寒さにより油脂類が硬くなり機械の摺動が悪くなります。マニュアルトランスミッションを運転したことがある方は一度は経験したことがあるかと思いますが、寒い朝にギヤが入りにくくなるのは、オイルが硬くなるためギヤの摺動が悪くなるのが原因です。他にもゴムや樹脂、ケーブルの被服などが劣化してくると、ただでさえ壊れやすい部品なので温度の変化にも対応出来なくなり、それが原因で車の調子が悪くなったり動かなくなったりします。

人は歳をとってくると寒くなったり季節の変わり目などでは病気になったり古傷が痛んだりしますが、自動車も同じで、走行距離が多くなったり年数が経ってくると、寒さで故障する事が多くなってきます。

 

▼割れたグランデプントのパワーウィンドウのプーリー
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ガレージドッコでは未然に故障によるトラブルを防ぎ、安心してお乗り頂けることを一番に考えています。

(WEB担当スタッフ)

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